障害と性別~ボクが僕を殺した日~
「生まれてこなければよかったのに」
過去の僕がボクに言う 濁る時計の針
溜まった毒が身体中にまわる
致死量15g とっくに飲み込んでる
したくても手が動かずできない逝き
本当は言いたい「助けてください」
でも心配かけたくなくて言えなかった
障害だらけのショウガイ
周りの笑い声がボクを苦しめるんだ
誰かに惑わされ分からなくなる性別
本当はただ″自分らしく″生きたいだけ
嘘を数えきれないほど吐いて
ボクは自由に生きたいだけなんだ
「どうして普通に生きられないの?」
過去の僕が何度もボクに言う
日に日に分からなくなる自分の性別
自分色の服もさ迷ったまま
″男らしさ″とか″女らしさ″って
なんなの?そんなの無くていいじゃん
そう言いたかったけど
迷惑をかけたくなくて言えなかった
影響だらけのジンセイ
いらない情報がボクを苦しめるんだ
勇気をもって話してみたけど
「そんなんじゃないよ」と言われ
ボクはさらに分からなくなった自分の性別が
こうしか思いつかなかった
「うるさい これでいいんだろ」と
過去のカケラに触れてみて
分かったんだ ボクはボクはさ
ただ″自分らしく″性別と概念に
とらわれず生きたかったんだと
障害(可)か否かじゃ
この世界は変わらないから
本当のボクで この世界を変える
泣きたくて怖くても進んでやる
ショウガイだらけの生涯
障害は乗り越えていくもんだろ?
乗り越えなきゃ何も始まらないから
過去の僕を撫でて臆病な僕を殺して
未来へ突き進むんだ
嘘を数えきれないほど吐いた
ボクが笑顔で生きれるように
まずは中性として生きて前へ進んでく
この世界でボクは
「うるさい これでいいんだよ」と叫んだ
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