A)堕てきた闇に 身を奮わせ
冥き焔にまた 包まれし仔らは
夢睡む事なく 両手を汚す

B)私の意思は、何処へ消えた?
千切れた羽は塵と消えゆく
求める者達はただ劣悪に叫び
緋は穢れた翠は嘆いた

A)炎の痛みを  熱さと言う
欺瞞に満ちた 愚かしい世界で
それでも私は 嗤うのだろう

B)ただ偽りの温もりに抱かれ
交錯する思考は無意味に溶ける
錆付いた烙印を誇らしげに掲げ
アカは掴みスイは渇く

サビ)取り戻せ 痛みを!
分けられた 記憶を
重ね合わせた 熱は嘘じゃない
取り戻せ 感情を!
閉じ込めた 衝動を
渇くカラの私にお湯を注ぐように
もがき苦しみ、放り出したものを
かき集めたら私は何になるの…



C)始まりの鐘は 響き渡る
鏡の虚像は 歩きはじめた
日に照された 居場所など
奪い合った 殺戮の跡に沈んだ

B)私には必要無いものばかり
生きる価値さえも怠惰に引かれ
繋がれた愚者は鳴くのか
喉潰された歌姫は泣くのか

サビ)取り戻せ 痛みを!
分けられた 記憶を
重ね合わせた 熱は嘘じゃない
取り戻せ 感情を!
閉じ込めた 衝動を
渇くカラの私にお湯を注ぐように
もがき苦しみ、放り出したものを
かき集めたら私は溶けて無くなるのか


ラスト)居場所など無い 最初から
私の居場所は 私だから

音も色も無く、虚無は歌う。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

虚無の歌い手

居場所の無い、自分が何をすればいいのかすら分からない者は、きっと虚無の思考を持つ。

そんなことを考えて書きました。

いつもとは一味違うものとなりました。

閲覧数:64

投稿日:2009/03/11 07:31:57

文字数:596文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました