憧れてた 外の世界
海の中で 唯 眺めることしか叶わなかった
とても わくわくしていたの
何が あるかな
誰が いるかな
今 その世界に わたしは居る

今までとは 違う世界
触れたかった 見たかったものが目の前にある
とても わくわくしているの
これは 何だろう
あれは 誰だろう
輝く世界に わたしは居る

目に映るものが 全て きらきらしていて
見上げる空も こんなに 青かったのね
はじめて 海を 見下ろして
おもいをのせて わたしは歌う

街はずれの 丘の上で
見ず知らずの人間に あってしまい驚いた
少し警戒していたの
あなたはだあれ?
わたしのなまえ?
あなたの瞳に わたしが居る

昨日食べた あの氷
冬の海の 冷たさを 思い出してしまったの
違うところは あまいこと
これはあまいの?
それは苦いの?

目に映るものが 全て あなたとつながって
くれたリボンを 緑の髪に結んで
はじめて あったあの日から
似ている音と わたしは歌う

重なり合った 二人の音
今まで知らなかったから 踊りたいほど嬉しいの
けれど 宴は続かない
あのひとは誰?
なぜ 歌うの?
不安を抱えた わたしがいる

はじめて会う 女の人
わたしが持っていない音 力強くてあたたかい
彼女に強く 憧れた
この歌はどう?
歌ってみせて?
心を惹かれた わたしがいる

目に映るものが 全て 鮮やかに見えて
優しい風が 皆を包み込んでいく
はじめて 知ったやすらぎに
祈りをこめて わたしは歌う

共に歩く 二つの影
空気がとてもおだやかで 春の日差しのようだった
見た瞬間に わかったの
彼は彼女を
彼女は彼を
無色の世界に わたしはいる

目に映るものが全てモノクロに見えて
激しい雨が 髪を黒く染めていく
はじめて知った 感情に
逃げ出したくて わたしは歌う

こんな感情知らない
苦しくなるなんてわからない
渦のように囲まれて
嵐のように暴れる

この気持ちは なに?

はじめてひとを 好きになった
はじみてひとに 恋をしたの
二人の笑顔が 好きだから
二人でいるとき その音が
とてもしずかで やさしくて
だから あなたに贈るのは 赤い薔薇の葉


目に映るものは もう何も見えないけど
愛してくれた 綺麗なままでいたかった
大好きだから ふたりとも
誰かのために わたしは歌う

前にあなたが言ったこと
「君の歌は 海の風」

覚えていてね 忘れないで
海に来た時 風を聴いて
私の願いは 叶うかな
大好きな人の 幸せを
それは わたしの歌だから
それが わたしの想いなの
それは わたしの恋の歌

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

人魚の歌 -恋の歌-

イメージは「人魚姫」です。
綺麗な世界に憧れた彼女は
その世界に行くことを決意します。
そして、その世界で彼女はいろいろなことを知り始めます。
そんな彼女の物語です。

元のネタが「人魚姫」なので悲しいかも知れませんが、
彼女はそれでも良かったのです。

閲覧数:77

投稿日:2008/09/01 16:01:10

文字数:1,101文字

カテゴリ:歌詞

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