がんばらないの


どうしようもないくらいに胸が痛くなってきたから
今日は一息入れようと思って筆を投げたの
君の大好きだった豆を挽いて落ち着いている間
僕にないものをずっと考えていた

時々やっぱり君にちょっとだけ会いたくなるけど
叶わないことに時間を割くほど暇になれない
齷齪している僕のことをどうか笑っていて
君が面白いなら きっと空は晴れているから


それなりに温かく生きているから
そちらはもっと温かいといいな


どうしてなのかと考えても何も出てこないから
諦めて日々をどうにか遣り繰りする方に向いたよ
君が好きな歌をかける時 口に指を当てる
変な癖さえも今じゃ愛おしいばかりだよ


この歌が届いているといいな
でもきっと届いていないだろうな


がんばらないの 君が望まないなら
無理しないの だって君は泣くでしょう？
もう傷つけないの 僕の人生は
君が中にいる限り続けるから


それでも悲しみに暮れる日が実はないではないけど
その度に僕がどうやって過ごしているのかなんて
いたずらに君を困らせてしまうような気がするから
手を合わせる時はただ笑っているだけ


お願いを一個残していったね
お願いだ まだ覚えていてね

今 叶えているの


簡単じゃないよ 分かっているけど
無理じゃないの 君が付いているでしょう？
もう傷つかないよ 僕の人生は
君がそこにいるから続けていける

がんばらないの 君が望まないから
無理しないの だって君は泣くでしょう？
もう傷つけないの 僕の人生は
君が中にいる限り続けるから

君に会えるまで続けるから