紅き薔薇のマリアージュ
作詞・作曲・編曲：Yukira

緑映える城舘　咲き乱れる花々に
誘われて　魅せられて　一人佇む踊り姫
紅いドレス　着飾って　銀の首輪　付けたなら
声高く歌いましょう　貴方に捧げる純情の詩（うた）

富と支配が　根付く世界で
誇り高き道　選んできたの
愛を育み　咲かせた花は
可憐であれよと願われてるの

華美な化粧を　写す鏡も
望む姿を　見せてはくれないわ

紅い幕の開いた夜　二人の目が交わって
差し出した手のひらに　指を沿わせて引かれてく
月の飾　あしらって　薔薇の指輪　嵌めたなら
どこまでも連れ添って　貴方の言葉に絆されましょう

我儘な微笑みは
愛情の裏返しよ

虚偽と欺瞞に　満ちた世界で
本物の愛を探しているの
硝子の瓶に　挿された花は
心地よい風を求めているの

鉄の仮面を　取り払うように
無垢な素顔を　見せてくれるかしら

星明かりの焚いた夜　二人きりの花園で
囁いた言葉だけ　脳の奥まで溶けていく
白いタイに黒帽子　髪の隙間　覗いてる
この胸を貫いた　貴方の瞳に酔いしれましょう

欲張りな眼差しは
恋心の表れよ

緑映える城舘　咲き乱れる花々に
囲まれて　飾られて　二人手を取り踊りましょう
白い鳥の鳴いた日に　契り交わす祝宴を
ただ一人　貴方だけ　私の心を攫っていいの

悪戯な口付けで
体ごと染め上げてよ