僕とキミは
同じ時間を歩んでいるんだと
ずっと思っていた。
同じ世界で、
同じ視点から、
この黒ずんだ世界を。
思っていたのは僕だけで、
止まっていたのも僕だけで、
会わなくても平気なんだと
繋がっているんだと思っていたのも僕だけだった。
手を伸ばして、
沈み込んで、
キミに届かない。
裏切りにも似ていて、
失恋にもそっくりで、
止まらない涙の意味を
僕は夢の中、追いかける。
同じ時間をもう一緒に
歩けないなら
キミなんていらない。
言えてしまえば、
どんなに楽なんだろう。
大切な、キミへ。
好きも愛してるさえでも
足りない、キミへ。
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