教会の鐘の音を聞きながら、僕は空を見上げた
祝福の音色、きらびやかな音
最後に一度だけ君に掛けようと思ったけど
まとわりつく未練を振り払ってそこを後にした
結局僕の思いは、微塵も伝わらなかったけれど
今となってはその方が良かったんだねと思う
涙を隠して さよならを押し殺した
立ち止まった僕に、最初に気付いたのは君で
二人として会話は少なかったけど
進まない関係のままいくつも時が流れて
何度も何度も声を出さないまま離れていった
君を連れて遠くへ行きたかった
もう二度と会う事もないでしょう
「せめておめでとうくらい言ってよ」
君が言うそのセリフさえまるで陽炎みたい
さようならを言わないのなら さよならじゃないよ
君が教えてくれたこと
笑う背中が見える
じゃあ、またね
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