生物なんてさよならばかりで
みんな孤独とひとつなんだ

冷たい夢が今日もまた満たした
時間も永久もかごの中

僕は今何処に　何処にいるの
終わりなき現実を受け止めて

アンティークな　部屋
取り残され　気分が悪くなる

歩道の無い　町並抜け出せば
揺らめく境界線
遠く　微かな大陸も
きっと　また　消えちゃうんでしょ

　
浦風に目を細め
日差しに溶け込んだ

鮮やか過ぎる窓外を眺めた
「最後の日々」が見据えている

草木も靡(ナビ)く
正解の既成(キセイ)が
未来も過去も消し去った

「助けて」と声に　声に泣いた
もう「話してみよう」を諦めて

茶色い小瓶　古びた紙
埋まりかけていたもの

ねえ
幸福なんだ　全てが我儘だ
恨みたくない誰も彼も

どうして僕はこんなに駄目なんだろう
図無しの闇に飲まれていた

考えたくない　知りたくない
無意味なエゴなんか損壊して

儚い記憶　別れ告げて
また探しているんだろう　アイを

絶望だけが無限に繋がっている
絶望だけが無限に広がってゆく