町から町へと歩けば心に留まる情景を
指で象ったフレームで記憶のフィルムに写して

その優雅で可憐な一面には隠すことの出来ない顔見せて
潜む影を描きたくてカンバスに筆をなぞるよ

広がる荒野に転がるいびつな宝石に腰掛けて
風の唄に耳を澄ませれば遠くから鍵盤のワルツきこえる

石畳の上ぽつりと寂しげに佇むチャペル
鐘の音に誘われるように重い扉に手をかける

ぐるりと祭壇を囲むように敷き詰められていたロマネスクに
目を奪われ虜になって囁く声を聞きたくて

妖しげに誘う音色は行く宛のない手を引き連れて
花咲く道標のロンドをアンダンテへと変える終わりなき旅

色とりどりの色彩と艶やかな音楽が交わる
嘲笑われてた時代の波が栄光の架け橋を渡して

ふたつが織り成す奏では鈍色に霞んでいたけれど
やがて仮初の宿離れてまた追い求める旅続いていくよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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鈍色パイオニア

閲覧数:251

投稿日:2011/08/15 20:14:19

文字数:368文字

カテゴリ:歌詞

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