「BITTERSWEET」
　BPM＝190

若し世界が地獄なら
こんなに苦しむ事もないまま
何もかも　見限る事が出来たのに
救えない歌を号ぶ喉　光に苛まれている
浮かぶ泡　息さえ　
まともに出来ないまま

抑　此処へ来たのは
選んだからじゃなく
選べなかったからで
宛ら　入り日陰のよう
窓辺を含み　夜へ誘う

躊躇い傷のインタリヨ
過ぎた痛みを
決して忘れないように
猫被りの面の皮
それなりに丈夫
悲しい事に

くらくら　回る　廻る世界で
少しずつ悪魔に近づいていく
再び　まみえる　その時はきっと
昨日より上手く立ち回るわ

只管　癒えない　痕を隠して
一つずつ過去を捨てていくのさ
此の度はどうも　”お世話様でした”
一昨日来やがれ　表六玉

仮令　視界が汚れても
それでもまた抗って　無くしただけ毒を得て
見上げる空は綺麗なのに
埒無い夢で影が苦笑う
「いつまで戦えばいい？」
その足首に絡む闇　
引き摺られ目を覚ました

凡てを受け止め切れる程
”悲しみ”って奴は
甘くなかったようで
気付いた時には幾つも
この肺腑から滑り落ちていた

左様なら　蟷螂の斧
元より　それは甘いだけの勇気で
気焔と呼ぶには　少しだけ
頼りなかった
情けない事に

ゆらゆら　揺れる　振れる世界で
少しずつ天使に近づいていく
再び　まみえる　その日にはきっと
昨日より上手く話せるでしょう

只管　言えない　痕を庇って
一つずつ過去を救いたいのさ
此の度はどうも　"お疲れ様でした"
一昨日来やがれ　腐れ笊耳

殆　塵界に閉口しても
それでもまた冀う　進んだだけ取り零す　　
遠くの空は綺麗だった
埒無い夢で影がぼやく
「あと何度伝えればいい？」
その手首に絡む闇
落下して目を覚ました

若し世界が地獄なら
こんなに苦しむ事も……
――見上げる空は綺麗なのに
埒無い現実でまだ戦う
影は静かに立ち上がる
その意志は意志を継ぎ
青く明く燃えて

仮令　視界が汚れても
それでもまた抗って　無くしただけ毒を得て
見上げる空は綺麗なのに
埒無い夢で影が苦笑う
「いつまで戦えばいい？」
その足首に絡む闇　
引き摺られ目を覚ました

殆　塵界に閉口しても
それでもまた冀う　進んだだけ取り零す　　
遠くの空は綺麗だった
埒無い夢で影がぼやく
「あと何度伝えればいい？」
その手首に絡む闇
落下して目を覚ました