アナタが優しく笑う
アナタが息をする
ボクはほおを伝う
そのヒカリを追う
アナタが悲しく笑う
アナタは泣いている?
繋がる冷たいキカイが
無機質なおと一つ
ゆれる指先
うごかないのかな
乾いてくくちびる
くちづけしてあげるよ…
ボクはヒトじゃないから
悲しみなんてわかんないから
何も感じることなく
見送れるはずなのに
ボクはヒトじゃないから
この肌に温もりはないから
アナタのその暖かい手が
ずっと忘れられなかった
アナタの手はボクみたい
ねえなんで見てくれないの
キカイたちとさよならして
アナタはまた一人ぼっち
優しい笑顔
みせてくれないどうして
せまい窓の中
ほおにふれたいのに…
ボクはヒトじゃないから
痛みなんてわかんないから
このAI(ココロ)のなかは
何も感じないはずなのに
ボクはヒトじゃないから
衝動なんてあるわけないから
喉までこみ上げる何かは
きっと唯のエラーだ
ボクはヒトじゃないから
苦しみなんてわかんないけど
ボクのマガイモノのAI(ココロ)の中に
渦巻いてるこのモヤモヤは
きっとセツナイモノだ
ボクはヒトじゃないから…
ボクがヒトだったとしたら
僕は何をしていたのかな
苦しみ悲しみ全部ひろって
短く生きてられたのかな
ボクはヒトじゃないから
うれしさなんて知らないけど
ボクは一人じゃないから
いつまでも立っていれる
ボクはヒトじゃなくても
たとえこの肌が冷たくても
隣にいたあなたのおかげで
今日もまた起動できる
明日をまた見てゆける
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