いつも左手に巻かれた包帯は
きっとどんどん増えていく
傷が増えるたびに
僕の心は闇の底に沈んでいく
ねぇ気付いてよ
お願い
気付かないで・・・
ただコトバが欲しかっただけ
「もう大丈夫」って
「もう独りじゃない」って
「もう自分を傷つけなくてもいい」って
そんな罵倒が欲しかったわけじゃない
本当に死にたかったわけじゃない
傷はどんどん増えていく
誰もいない
誰とも繋がりのない
独りぼっちの薄暗い部屋の中
今日も紅が流れてる
誰も気付く事はない
たとえ此処で息絶えようとも
何も変わることなく世界は動き続けてく・・・
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