「この雨が止んだら、君に会いに行く」
もう傘は要らない

口づけを交わす人達を
羨むほど孤独ではない

昨日のメールも忘れてないけど
ねえ　一抹の不安を舐め合うようにして

―　今　私　貴　方　想　―　
(イマ　ワタシ　アナタ　オモウ）

この雨が止んだら君に会いに行く
もう傘は要らない

靴を履いたまま　じっとここで
今は光を待つばかり

「この雨が止んだら、君に会いに行く」
もう傘は要らない

濡れていく空は二人の距離を
音立てて　見ていた

あの日の嘘が怖かっただけ
そう　あの夜の貴方を忘れたかっただけ

―　今　二　人　請　繋　―　
(イマ　フタリヲ　ツナイデ)

この雨が止んだら君に会いに行く
もう傘は要らない

泣いたら記憶は思い出になる
だから、早く　気付いて。