後ろの正面だぁれ?

五月雨の夢醒めぬ日に
灯した熱は空蝉侘し
蚊遣り火の灯は残り香懐かし
祭囃子聞き駆け出した宵

見失いそうな人混みの中
涙霞む世界彩付き咲いた
二人で線香花火の灯に
願っていたことは違ったというのでしょうか
夕立の頃

葉桜はひとり看取って
夢と知りせばさめざらましを
翡翠の水は恋文攫って
星空流れた一夜を想う

夏の空に遠く響き渡る音
永久願ってた一輪の花
綺麗なびいどろの飴
透かした世界覗いては
歌いし君の声
振り向いた宵

正面だぁれ?

静けさ嘆くこの場所にひとり
今に過ぎゆけば灯涼しの恋
遠くから聞こえる祭囃子も
泡沫だったのでしょうか?
夕闇を待つ

逝く日は水絡繰濁し
あゝ花氷紅恋しや
彩に焦がれ手を伸ばす
彼岸の花に

あけぬるものを

00:00 / 05:43

ライセンス

【結月ゆかり】祭囃子聞ク頃【オリジナル】

北村そらまる

初夏からの想い出を晩夏に振り返る、切なく幻想的な和風の曲です。
祭囃子の音と囃子に用いるような打楽器の音、ひぐらしの鳴く声や風鈴の音を入れました。
mixing済音源です。

イラストはりこたんさんに描いて頂きました！
ありがとうございます。

Vo&Cho:結月ゆかり

【歌詞】

後ろの正面だぁれ?

五月雨の夢醒めぬ日に
灯した熱は空蝉侘し
蚊遣り火の灯は残り香懐かし
祭囃子聞き駆け出した宵

見失いそうな人混みの中
涙霞む世界彩付き咲いた
二人で線香花火の灯に
願っていたことは違ったというのでしょうか
夕立の頃

葉桜はひとり看取って
夢と知りせばさめざらましを
翡翠の水は恋文攫って
星空流れた一夜を想う

夏の空に遠く響き渡る音
永久願ってた一輪の花
綺麗なびいどろの飴
透かした世界覗いては
歌いし君の声
振り向いた宵

正面だぁれ?

静けさ嘆くこの場所にひとり
今に過ぎゆけば灯涼しの恋
遠くから聞こえる祭囃子も
泡沫だったのでしょうか?
夕闇を待つ

逝く日は水絡繰濁し
あゝ花氷紅恋しや
彩に焦がれ手を伸ばす
彼岸の花に

あけぬるものを