ねぇ、私の声聞こえていますか？

私は人の手で造られたボーカロイド
命も全て造りもの　人とは違う生物・・でもね
心はあるんだよ　人と同じ心だよ
だからきっとこの気持ちも・・ね？

もっと私に歌わせて　もっと上手にならせてよ
もっと私を見てよ・・

たとえ機械とアンドロイドとも言われたって
私のあなたへの想いはきっと人と同じ気持ち
今はまだ歌うことしか出来ないけど
いつかこの世界（ディスプレイ）から抜け出して　あなたのために生きるの

今日は歌のレッスンだよね？
なのにあなたは電話中　いつから始まるの？
また時間が過ぎるだけなの？
あなたはもう私を必要としていない・・？そんな・・

嫌だよ嫌いにならないで　ごめんなさい
わがままも言わないから・・

きっとあなたと出会うために生まれてきたんだ
でもどうして？あなたを見ると胸が苦しくなるの
できるならあなたに触れたい
昔のように褒めてもらえるだけで良かったのに・・

私を忘れないで　私を捨てないで
嫌だっ・・嫌だよ!!
私の声、届いてるならこっち向いて　歌を歌わせてよ!

（消えると知っている　けど人に恋しちゃダメなの？

私はボーカロイド　分かってるよ

・・でもねあなたが好きなの）

たとえ人に造られた命をもつボーカロイドでも
あなたに恋した　あなたを愛した　それだけで幸せだよ
ただの一方通行の恋でもいい
この恋の終わりがこれ（失恋）だとしても
科学の限界を超えあなたの一番になりたいと望んだ
この想いは誰にも変えられない真実
私はこのまま永遠の眠りについたら

君にこの唄を贈ります

（大好きだヨ・・）