手を伸ばしても
セカイは変わらない
眼を伏せたまま
空を見上げる事もしないで

教室の窓を越えて
いけぬ自分の弱さに
哀しくなることもなく
これでいいと言い聞かせる

終わりのない地球に
閉じ込められてしまっても
鍵を捨てた自分では
ここにいなきゃいけない

与えられた自由のみで
満足しているから
たたずんでいるだけで
僕は哀しみを知らない


耳を塞いでも
セカイは攻めてくる
涙は出ないよ
ぬぐう事も忘れてしまって

部屋の扉を抜けて
いけぬ自分の弱さに
落ち込むようなこともなく
しかたないと言い含める

始まりのない宇宙に
閉じ込められてしまっても
飛び出せない自分から
ここにいなきゃいけない

捨てきれぬ想いはある
それを消し去ろうと
おしだまっているだけで
僕は哀しみを知らない


信じてる
このセカイ
抜け出して
行けること
不確かな
想いだけ
抱きしめてる


続きだらけのセカイに
押し込められてしまっても
想いを捨てなければいい
いつか飛び越えていけるはず

それはまだ早いから
想いは消し去れない
たとえ黙っていても
哀しみを知らなくても

終わりのないセカイを
いつか壊していける
鍵をもう一度探して
ここから歩き出してゆこう

このセカイ……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

僕は哀しみを知らない

閲覧数:157

投稿日:2009/04/15 20:06:08

文字数:537文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

  • 関連動画0

  • pp_ピアニッシモ

    pp_ピアニッシモ

    ご意見・ご感想

     羽曳野さん、歌詞の投稿、本当にありがとうございました! 歌詞を並べて唸った結果、今回は別の方の歌詞を採用させて頂くことになりましたが、感想だけでも残させて頂こうと思います。
     コラボの方で羽曳野さんの詞はたくさん拝見していて、さりとて選考自体は詞だけプリントアウトし、作者名は見ずに行っていたのですが……「なるほどなあ」って思いました。羽曳野さんが参加して下さっていたこと自体は分かっていたので、「これが羽曳野さんかな?」と思っていたら、まさに予想通りでw
     後ろ向き、あるいは切な目な内容でも、完全に後ろ向きなまんま終わっちゃうっていう作品がほとんどなくて、抽象的ながら希望なり祈りなりを示唆しつつ終わるスタイルが羽曳野さんっぽいなー、と思いました。この辺り、「いろどり」とか「歌わなくても好きでいてくれますか?」に通じるものを感じましたね。
     この作品については、「これでいいと言い聞かせる」「不確かな想いだけ」などの、自分をメタに認識する表現が面白いな、と思いました。悩みや迷いの只中にあるように見えて、その実自分では自分のことがよく観察できている感じなんかが、実に思春期っぽくてリアルだなぁ、なんてことを考えましたw
     それでは、この度の歌詞投稿、お世話になりました。コラボの方、頑張って参りましょう!

    2009/05/02 06:33:03

オススメ作品

クリップボードにコピーしました