フェンス越しの世界はいつも　狭くて　窮屈で
逃げ出したいと願っても逃れられなくて
非日常に憧れた過去は遠くて
誰も彼も僕を陰で嘲笑った


終わりのころやってくるのは
試すように嗤う三ケタの数字
白い目で見られるのは沢山で　終わらせてしまいたいんだ


僕が一体何したんだ　詳しく教えてくれよ
普通に生きてゆくことがそんなに悪いのか
少し頭が回るだけで　隔離される世界なんておかしい
誰がこんなこと決めたんだ　もう放っておいてよ


始まりのころはもっと　誇れて　輝いて
「人とは違う」自画自賛の繰り返し
上の世界にはいつも僕がいて
周りなんてもう見えてなかったんだ


結末として現れたのは
冷ややかな視線　罵倒　差別
どうやっても答えは同じで　誰もわかってくれやしない


僕は間違ってるんですか？　詳しく聞かせてくれよ
ほめられて生きてく僕がそんなに憎いか
何事もこなす人間が　上にあがってく当然だろ
誰がこんなこと言ったんだ　もう放っておいてよ


終焉の鐘が鳴った時
生存価値を忘れてしまった
この人生が億劫で　もうやめってしまったんだ


こうすりゃもう満足ですか？　詳しく話してくれよ
邪魔な僕はいなくなったこれでいいんだろう
誰も見てくりゃしないならば　こんな世界もうおさらばだ
僕はそういって飛び込んだ　それではさようなら