【妹】
綺麗な花を手折るため 貴方冬野に跪く
悴む手を赤く染めて 棘ごと貴方は抱く
あの子の薔薇は17で 私にくれた12本
貴方手折り加えた所で この恋は実らない

冬枯れに咲く一輪の 冬枯れの野の罪深い
赤い薔薇(ローザ) 赤い髪飾り(カチューシャ)
乗せてトロイカは行く

聞き分けない子見るように 私の名前呼ばないで
嗚呼、妹じゃ嫌(カチューシャ)お願い私を見て


知らない人の腕の中 抱き付いてから見上げたの
さよなら(Прощайте(プロッシャイチェ))兄様(イーリャ)
今日から私は 行くわ川の向こうへ


私は車輪空回り 貴方が居なきゃ動けない
御者と貴方いない道端 白く染まるトロイカ

罪深い人愛おしい 罪深い人狂おしい
呼んでカチューシャ 泣いて叫んで
私は微笑むから

愛しい人を見るように 「カチューシャ」と私を呼んで
抱いて恋人のように(カチューシャ)抱き締めて妹じゃ嫌(カチューシャ)
今だけ私を見て

それだけで私は良いわ 思い出で生きてはいける
口付けはいらない 温もりもいらない 私を今呼んで

嗚呼、兄様 嗚呼、兄様 求め縋り泣いて欲しい
嗚呼、「カチューシャ!」 嗚呼、「愛しい人(カチューシャ)!」 まるで恋人みたい
 

【兄】
綺麗な人を手折るため 僕は冬野に跪く
悴む手を赤く染めて 棘ごとぎゅっと抱いた

彼女の薔薇は17で あの子にあげた12本
僕の首を加えた所で あの恋は許せない

冬枯れに咲く一輪の 冬枯れの野の罪深い
赤い薔薇(ローザ) 赤い髪飾り(カチューシャ)
乗せてトロイカは行く

聞き分けない子見るように 僕の名前呼ばないで
嗚呼、弟じゃ嫌(イーリャ)嗚呼、僕の妹(カチューシャ)お願い僕だけ見て


知らない人の腕の中 抱き付いてから見上げられ
さよなら(Прощайте(プロッシャイチェ))兄様(イーリャ)
今日から君は お嫁に行くと言った


僕らトロイカ空回り 姉さんが居なきゃわからない
御者と馬車がいない雪原 白く染まるトロイカ


罪深い人愛おしい 罪深い人狂おしい
呼んでカチューシャ 泣いて叫んで
それで何が変わるの?

愛しい人を見るように 「カチューシャ」と名前を呼んで
抱いて恋人のように(カチューシャ)抱き締めて妹じゃ嫌(カチューシャ)
君を見ていたいのに

(休み)

嗚呼、姉さん 嗚呼、姉さん ずっと隣にいて欲しい
嗚呼、「カチューシャ!」 嗚呼、「愛しい人(カチューシャ)!」 まるで恋人みたい
 

【姉】
綺麗な人を手折るため 貴方は私に跪く
小さな手を赤く染めて 棘ごと貴方は抱く

(休み)

冬枯れに咲く一輪の 冬枯れの野の罪深い
赤い薔薇(ローザ) 赤い髪飾り(カチューシャ)
乗せてトロイカは行く

(休み)

嗚呼、私の弟(イーリャ)

(休み)


私は御者で一人きり 二人が居なきゃ動けない
弟(イーリャ)妹(カチューシャ)いない路地裏 何処に逝けと?トロイカ

(休み)

それだけで私は良いわ 思い出あれば戦える
口付けが欲しいわ お願い温めて? 心の奥底まで

(休み)
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

薔薇とカチューシャ

「名前を呼んで。家族じゃなくて、恋人のように!」 姉←弟←妹(本当は姉)三角関係泥沼ソング。 音楽戦争に参加するトロイカ三姉弟。 偶像である彼らは自由に恋愛も出来ないし、結婚相手は国に決められる。そんな不自由の中、兄(設定)イリヤに好意を抱く妹(設定)エカテリーナ。一方イリヤは身近な異性として、もう一人の姉ローザに片思い。 しかし、音楽戦争で出会った他国の男とローザは恋に落ち、その男の暗殺を彼女は命じられ……小説の敵勢力の歌姫の歌。小説書きつつ掘り下げで歌作ったら、まだ登場して間もないのに全員死亡フラグとバッドエンド臭が漂い始めました。

閲覧数:230

投稿日:2012/01/20 13:35:02

文字数:1,305文字

カテゴリ:歌詞

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