雲の上から見下ろした下の世界は変わっていった
正しいことが通じない力だけで動かした世界
生きる意味さえ失って聖なる夜も訪れなかった
最善を尽くした先に待っていたのは更なる苦痛
清らかな魂の上を歩く肥えた馬と鹿たち
身に纏った金箔を光らせ
笑いながらストンピングする
苦しみも悲しみも堪え傷ついても
声に出せない苦悩をここで私に話して欲しい
*
力尽きて抜けた魂、この天上界に来たのならば
私があなたの相手になってあげるから早くおいで
清らかな魂についた無数の傷を癒してあげる
あなたの中に詰め込まれた悲しみを
この胸で受け止めるわ
あなたの涙、すべて流し尽くして欲しい
あなたが望む限り私がこのまま抱いていてあげる
* *
荒れ果てた地で道に迷い藻掻き尽くし
あなたに差し伸べる手、何所にもなくただ走り続けた
あなたの涙、この胸で受け止めてあげる
あなたの頬を私に見せて、この唇をあげるわ
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