錆び付いた鉄パイプ　絡まったKEEP OUT
鉛味の雨が火傷を消す
腕は無いけど
脚が有るから
立ち上がるくらい
何でも無いわ

逃げ着いた路地裏　散らばったヘッドライト
光も無い夜に倒れるまま
何も無いけど息をしている
起こしてくれこの命を投下して

抗って痛むほど
死にたいと願うほど
僕なんて盤上に落ちたモブの一つ
馬鹿だって良いから
生きたいと祈るから
こんな絶望を惨状を
もっと踊り合おうぜ

生まれ持った才能も整った顔も
金も夢も友達も何も無いけど
僕が在るのは
意味が有るのか
掃き溜めの外に落ちた屑か

そうやって何回も泥酔泥酔
吐いて撒いて意味も無く泣きじゃくって
また惨めな夜を思い出す

そうだろ妄想だろ
現実逃避からの走馬灯
この闇路を恐れるならば
自分を灯せ革命前夜

抗って痛いのは
生きたいと願うから
僕だって段上に登った夢の一つ
馬鹿だって良いだろ
荒ぶってみたいから
こんな絶望を惨状を
もっと踊り合おうぜ

戦っているから
誰だって痛いから

どんな現状も盤上も
ぶっ壊してやろうぜ