A1
夏の熱を冷ますかのような
秋風が私を追い越す
躊躇ってた返信をさえぎる
懐かしい声と少し伸びた背
B1
こんなとこで会うなんて やっと忘れかけていたのに
そんなの嘘 君を忘れたことはない
S1
溢れて止まずに 溢れて一片
行き場失くしてまた影伸ばす
冷え切った右手と 飲み込んだ言葉
あの日の愛をもう一度だけ
A2
淡く恋した想い出の花
月に囚われて霞む夜
変わっていく季節の色に
染められたせいだと言い聞かせた
B2
風にのって聞こえてきた 好きな人ができたこと
わかってるよ 秋を知らなきゃいけないこと
S2
君がいなくても 楽しくやってるよ
きっとこれが最後の強がり
紅く染まる前に 散った葉のそばで
精一杯咲ってみせた
S3
忘れないように 忘れたくないって
一人歩く明日まだ頼りない
急ぎすぎた愛が 紫に染まる
月が照らした一雫
A1
なつのねつをさますかのような
あきかぜがわたしをおいこす
ためらってたへんしんをさえぎる
なつかしいこえとすこしのびたせ
B1
こんなとこであうなんて やっとわすれかけていたのに
そんなのうそ きみをわすれたことはない
S1
あふれてやまずに こぼれてひとひら
いきばなくしてまたかげのばす
ひえきったみぎてと のみこんだことば
あのひのあいをもういちどだけ
A2
あわくこいしたおもいでのはな
つきにとらわれてかすむよる
かわっていくきせつのいろに
そめられたせいだといいきかせた
B2
かぜにのってきこえてきた すきなひとができたこと
わかってるよ あきをしらなきゃいけないこと
S2
きみがいなくても たのしくやってるよ
きっとこれがさいごのつよがり
あかくそまるまえに ちったはのそばで
せいいっぱいわらってみせた
S3
わすれないように わすれたくないって
ひとりあるくあすまだたよりない
いそぎすぎたあいが むらさきにそまる
つきがてらしたひとしずく
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