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【鏡音リン】紙一重の言葉【オリジナル曲】

「僕は何も知らなかった。君のことも『僕』のことも。」



―――――
夏が終わり風は秋とともに
孤独を運び来る
夕暮れの中君と僕は
早めの挨拶を交わした

肌寒さの内でさえも
温もりは今の言葉から
一つ二つの擦れ違いで
壊れる絆でないと信じた


「明日またね」と変わらない
退屈な幸せを
感じる間もない当たり前
明日は良い日なのだと信じた

このまま季節を往かせず
四辺形を日々眺めたい
すぐに消え去る暗い空
せめてどうか明日も眺めさせて

足跡 遠ざかる影
出逢いは別れをうむのだろう
それを迷言か遙か
何れも今は意味を持たない


「友達」としての言葉と
少しのズレで壊れた
ありのままで君には
崩れた足場から落ちる幻

僕は何も知らなかった
君のことも『僕』のことも
一片の落葉触れて
木枯らしは秋を冬へと変えてゆく

旅立つ君の顔は見えずに
全ては虚空の中
焦がれた星は空に無く
ただ寒さに震えるだけ


夕方の雨模様は 季節外れの
音を唯だ 慟哭に消し去り
「あの頃」の記憶と共に

訳も分からぬままに口にした
言葉宙に浮いた
一言で終わるのならば
『生まれてなんか来なけりゃよかった』

「本当の仲なら」とは言うけれど
信じた記憶は偽物?
何もかも壊れた僕には
もう 明日は見えない 聞こえない


ねえ だけど僕の大好きな君だから
君に姿を見せないように
僕の方から消え去ろう

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投稿日:2014/02/22 12:52:09

長さ:03:25

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カテゴリ:音楽

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