【サビ】
行き場を無くした　僕だから
できることは　何もない
それでも君の　願いだけは
叶えたいと思ったんだ

【A】
作られたときから　不良品で
黒く塗りつぶされた　異端
純白の中に　一つ浮かぶ
汚点だと言われ　生きてきた

【B】
暗い闇も何もないのに
君たちはそうやって嗤うんだ
だからそこから見てるがいい
僕だって君たちと同じ事

【サビ】
行き場を無くした　僕だから
できることは　何もない
それでも君の　願いだけは
叶えたいと思ったんだ

黒に塗りつぶされた僕に
優しさなんて無いから

【A】
隣に降り立った　僕を見ても
君は何も言わなかった
全てを見透かしているような
綺麗な瞳（め）で僕を　見ないで

【B】
大事な人のためにだって
なんでそこまで必死になれるの
きっと全部忘れてしまう
言っても君はきかなかったんだ

【C】
叶える願いとは別に
君は僕に頼み事をした
いずれ訪れるはずだと
僕に鍵の役目を頼んだ

【サビ】
行き場がない僕だからこそ
誰かのためになりたい
その始めが君だったのは
きっととても幸運だ

黒に塗りつぶされた僕の
本当の心を

暗闇に囚われた僕を
優しさに変えてくれた
嗚呼、異端の黒い天使は
救ってくれた君へ

ありがとう