自分に何か力があるなんて、ね
別に思い上がってた訳じゃなくて
何も出来ない自分にただ
涙流したり苛立ったり

もしも力が与えられたとしても
「結局役に立ちはしないんだ」と
言い訳ばかり予防線の中に
閉じ籠もって見ない

たとえば重力があるから
飛び降りれば終末へ加速するようで

わたしじゃない誰かの為に
歌うこの声がどうかどうか
あなただけにでいい届きますように
響きますように

自分に何か力があるなんて、さ
お笑い種、傑作な勘違いもいいとこで
何も出来ない矮小さを
恐れてまた布団をかぶる

もしも力が与えられたのなら
わたしに何か変えられるのかな
とりあえず現実逃避はもうやめだ
世界を出よう

重力があるのならそして
抵抗力もあるのですだから最後は
終端速度は一定で、ほら
大きな流れにも逆らうことは出来るの

だから

わたしじゃないあなたの為に
ずっとずっと祈り続けるよ
きっといつかは聴こえると期待して
響かせてゆくよ

いつかなんて不確定だけれど
この命続く限りは、ねぇ
変わらず朝日は巡るのですだから
諦めはしないよ