刹那 永久を望まない擦れきった
私たちによく似合う夜の街

一夜 朝が来るまではつき合って
今日の夢じゃ幸せは呼べないから

窓もないこの部屋では ため息さえ満ちてゆくのなら
言葉を交わすよりも確かに伝わるものがあるのでしょう?

私の中で爆ぜるだけの感情 失われて捨て去られていく純情
やがて朝になれば終わる関係
だから怖くはない 何を悟られたって


愛に擬態した欲を受け入れて
ぽっかり空いた穴を満たしていく

いくら過去を掴もうとしてみても
流れゆく時には逆らえないから

果てのない想いなどは 存在さえしないというなら
未来を望むよりも遥かにマトモな行いなのでしょう?

重ねた体を隠すように記憶を貼り付けて代替品を求め堕ちる
どうせ互いが鏡のエゴイズム
だから辛くはない 何を偽ったって


部屋の外では薄くかかる朝靄 夜の名残と共に淡く消えていく
こんな街には救いがないことは理解していたのに
…何も満たされやしない 

甘い輝き 星を奪う瞬き
理性をそっと眠りに就かす囁き

誰も彼もが叶わない願いを求めて迷い込み
繰り返す 夜もすがら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

◆ そぞろ夜すがら

みーぞさんの曲(http://piapro.jp/t/Zso9)を元に書かせて頂きました。

大人のワンナイトラヴのイメージで。


*永久=とわ *一夜=ひとよ
*夜もすがら=よもすがら でお願いします。

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投稿日:2013/11/02 04:13:32

文字数:476文字

カテゴリ:歌詞

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