「暮れる、紅」


暮れる紅
僕は消したくない
だんだんと変わり行く風景を
忘れたくない

色彩も何も無いスケッチ
そこに舞う一様な僕の心情を
描き留めたいと

芸術の秋が集う

消えかけた君の微笑みを
僕は決して忘れないから
いつまでもその温かさが
いつまでも続いてほしいと願う

僕を惑わす
蠱惑(こわく)の文体
誰一人読まない蔵本も
読み進めたい

理も何も無い小説
そこに舞う僕の心情は「絶対」だ
それでも叶わぬ再会の日

読書の秋にも集う

未来に浮かぶ白銀の空
観月の夜に月を待つ
僕のすぐ傍では
秋の兆しが 楓のイロハ 歌いながら
記憶を削ぎ落としていった

決して枯れない紅
ほかには何もいらない

消えかけた秋の温もりも
僕は決して忘れないから
秋めく心の暖かさが
いつまでも続いてほしいと願う



--------------------------
「くれる、くれない」

(Aメロ)
くれるくれない(7)
ぼくはけしたくない(9)
だんだんとかわりゆくゆうけいを(15)
わすれたくない(7)

(Bメロ)
しきさいもなにもないスケッチ(14)
そこにまういちようなぼくのしんじょうを(18)
かきとどめたいと(8)

げいじゅつのあきがつどう(11)

(サビ)
きえかけたきみのほほえみを(13)
ぼくはけ(っ)してわすれないから(13)
いつまでもそのあたたかさが(13)
いつまでもつづいてほしいとねがう(16)

(Aメロ)
ぼくをまどわす(7)
こわくのぶんたい(15)
だれひとりよまないぞうほんも(14)
よみすすめたい(7)

(Bメロ)
ことわりもなにもないしょうせつ(14)
そこにまうぼくのしんじょうは「ぜったい」だ(18)
それでもかなわぬさいかいのひ(14)

どくしょのあきにもつどう(11)

(Cメロ)
みらいにうかぶはくぎんのそら(14)
かんげつのよるにつきをまつ(13)
ぼくのすぐそばでは(9)
あきのきざしが(7) かえでのイロハ(7) うたいながら(6)
きおくをそぎおとしていった(13)

け(っ)してかれないくれない(11)
ほかにはなにもいらない(11)

(サビ)
きえかけたあきのぬくもりも(13)
ぼくはけ(っ)してわすれないから(13)
あきめくこころのあたたかさが(14)
いつまでもつづいてほしいとねがう(16)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【曲募集中】暮れる、紅

昔ブログで書いた詩を歌詞として再構成しました。
元の作品→http://blogs.yahoo.co.jp/nano_seiei/26189024.html

曲は随時募集してます。
質問や要望などありましたら、気軽にどうぞ!

閲覧数:99

投稿日:2010/10/09 23:07:30

文字数:1,002文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました