こんな夢を見た
みんなが笑顔なんだ
「なんて奥ゆかしい女童」
色の無い目はそう言った

神様が言うんだ
どうせこの世なんて
全部"偶然"で成り立つんだ
運で全て決まるのさ

汚れた洋服も
腐りかけていたカボチャも
全部生まれ変わってたなら

救世主はいなかった
都合の良い魔法なんて
空も海も愛も心も黒く染まる気がするんだ
救世主はいなかった
時計の針が上向いても
何も変わることはないから
今日も夢に溶けこもう

少し昔にこんなこと言われたな
「どうせ言葉もその笑顔も、何もかも嘘なんでしょ」

神様が言うんだ
平等なんて幻さ
そんな作り物に甘えるな
結局自分一人さ

お城の王子様も
誰もが羨むドレスも
全部を望んでしまったから

救世主は嘘だった
待っていたことが間違ってた
きっとどこもありはしないと最初から気づいていたんだ
救世主は嘘だった
所詮はただの願いだった
次も次もその次の日も
運命はもう変わらない

知ってるよ
こんな目に会うのは
魔女の気まぐれでしょ?

救世主はいなかった
都合の良い魔法なんて
空も海も愛も心も黒く染まる気がするんだ
救世主は嘘だった
所詮はただの願いだった
次も次もその次の日も

救世主が来てくれた
あなたは幸せでいますか?
いつもいつも流し続けた涙は忘れられますか?
窓から覗いたお城の
時計の針が上向いても
何も変わることはないから
今日も夢に溶けこもう

そしてさよならを告げましょう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

救世主はいなかった

閲覧数:1,247

投稿日:2016/12/27 20:32:58

文字数:619文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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