誰も居ない教会で立ち尽くす
ここは思い出がよぎる
偽りの安寧は 剥がれ落ち
あたし1人だけが 祈るんだ
盲信的な正義の前 確信的なあいつが笑う
もう声は届かない
うなる自己嫌悪 加速する世界で
落ちていくのは容易い
強く 誰のためでもない
それが戦いの誓い
正しさで救えるのは何一つもない
願いは叶った
悲しみの林檎には罪の味
甘く苦い日の連鎖
耐え切れず折れたのは弱き枝
あたし1人だけが 残ったんだ
想定内の結果の後 想定外の最期が待つ
もう時は戻せない
消えた選択肢 加速する視界で
明日を見失っていく
それは誰のせいでもない
つなぐ かすかな希望に
残されたロザリオには あたしが背負った
奇跡の代償
巡る 残像 孤独 それでも
廻る 焦燥 消えて
今は 何のためでもなく
君をただ救いたくて
赤く染まる光の中
胸に携えた覚悟
堕ちていく 一人きりで行かせはしないよ
この手は離さない
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