空に集る黒雲が何を降らそかと楽し気に
下天を眺める素振り「普通の雨じゃきっとつまらない」

蛙やラムネ、硬貨でもいいが「今までに無いもの」を
傘を差してもそれを突き抜けて傷が出来てしまうものを

空を仰げばナイフの雨が 眼球に目掛けて降り注ぐ
神への罵倒と悲鳴の声だけが水溜りの上を歩いていた



なんとか生き残った人間が地下のシェルターへ
また同じような雨が降ることを恐れて立て籠もった



兜に鎧、盾も身に着けてシェルターを出た者
待っていたかのように雨が降る 加速度に身を委ねながら

空を仰げばナイフの雨が その者を目掛けて突き刺さる
神への罵倒と悲鳴の声、その凡てを背負った反抗の一矢


皮膚を切り裂いて流れ出る


空を仰げば緋色の雨が 名誉を抱えて凭れ掛かる
現実の雨もこの逸話も同じくらい鋭い何かを持っている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ファフロツキーズ

ファフロツキーズ (怪雨)
水ではない物体が降る雨のことの通称

定型文を投げかけない面接官みたいですよね
それに立ち向かう就活生って戦士ですよ

まるで、こんな塩梅の逸話みたいに

みーぞさんの歌詞募集に書かせて頂きました。

凡てを背負った反抗の一矢
それが勝利の契機になればいいのだが

閲覧数:203

投稿日:2017/11/02 21:25:28

文字数:365文字

カテゴリ:歌詞

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