荒れた大地に舞い降りた
吾(われ)は天使といふものなり
妬ましきほど美しき
栄華を極めし者

闇夜に住まう穢れしものよ
教えてやろうこの吾が
どれだけ眩き光を放ち
富と力に溢れていたか

静かにお聞き吾の話を
荒野のものなど太刀打ちできぬ
輝き満ちる翼を広げ
すべてのものを手に入れられた

驕りはいつか罪となり
吾は天空(そら)から突き落とされた
何故罰されねばならぬのか
わからぬままに闇へと堕ちる

闇の中でも吾は穢れぬ
気高き過去はとこしえに
あのころのまま美しき
いつまでも消えず変わらない

鏡を見よと汝等(うぬら)は云ふか
吾の輝き放つさま
水面に己を映して見るは
目の前にいる 醜き者ぞ

荒れた大地に舞い降りた
未来を見れぬ哀れな者
その名は堕天使といふなり
鏡に映る吾は堕天使

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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堕天使

ゴシックアンビエントの曲をイメージして書きました。

閲覧数:61

投稿日:2013/11/19 22:23:41

文字数:348文字

カテゴリ:歌詞

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