疲れ果てたんだ もう
目を瞑ってしまいたい
見つからなかった ねえ
居場所なんて何処にも
棘のように突き刺さって
無理に抜けば また血が溢れて
ほら今だって 傷は傷のまま
蹲っている
私には何もないよ
今に始まったことじゃなくて
もうずっと何もなかった
そんな虚しい私でした
明日なんていらないよ
どうせいいことなんてないし
最初から間違ってたんだ
そんな情けない日々でした
窓の外は日常
この部屋だけ歪んでいる
後ろめたくて ああ
カーテンも開けられない
顔色ばっか窺って
嫌われたくなくて 取り繕って
見透かされてさ また一人きりで
夜を待っている
私には何もないよ
どうしようもなく空っぽで
それが恥ずかしくて
誤魔化すだけの私でした
此処には誰もいないから
思い切り泣いたっていいのに
必死で声を殺している
そんな馬鹿な生き方でした
あなたが自意識過剰なだけ
それはただの被害妄想です
周りを敵だと思っている
そんなだから人が離れるのです
人を助けて生きなさい
人に頼って生きていきなさいって
分かってるよ そんなこと
分かってるから もう黙ってて
私には何もないよ
何もないまま生きてきました
それが恥ずかしくて
でもそれこそが私でした
この先何年経っても
ずっと空のままでしょうか
そんなことを考えている
それでも生きている今日でした
外は夏の匂いがした
大嫌いな季節でした
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