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地下深く窓のない研究所
白熱灯が静かに照らした
無機質なこの施設居残るは
変わり者だと噂の僕だけ

a
似たような景色だけ地上界
自然の影は何処にも見えなく
そびえ建つビルだけの摩天楼
息もまともに吸えないなんてさ

b
ロンリーデイズ 繰り返し
自分だけの世界を知った
退化してるのに気付かない上の人は
あんまりにも馬鹿らしくて

s
誰もいないんだ アンダーグラウンド
過ぎた日々すら思い出せない
機械的な音が脳を支配

今日も変わらずに 資料と睨めっこ
監視だらけの鳥籠よりも
陽の当たらぬ地下が心地よくて



a
品質は随分と高い筈
汚れた水と空気が原因
人よりも繊細なその粒に
振り回されて頭を抱える

a
知ったのは古臭いあの図鑑
見た事もない生命(いのち)が彩る
昔ではこんなこと当たり前
その筈なのに今は色も無く

b
イージーゲーム やり直し
ぬるい場所で過ごしたせいか
基本な知識が欠けているもう遅いと
この地球に諭されてく

s
誰もいないんだ アンダーグラウンド
薄汚れてる白衣の様(さま)
天才と呼ばれた僕は捨てた

ただ見たいだけだ 在りし日の景色を
書籍にだけの存在なんか
誰だろうと悲しいはずだろう


b
フェアリーテイル 違うんだ
それを嘘にしたのは人で
僕等と共存出来ていたはずなのにと
苦い想い噛み締めてく

c
僕だけの研究所に生まれた生命反応
土の押しのけ芽を出した御伽の花
人が殺した要らない物は
ほらこんなにも美しいじゃないか!

s
誰もいないんだ アンダーグラウンド
過ぎた日々すら研究結果
生まれた色だけが脳を支配

息をしてるんだ アンダーグラウンド
誰も知らない過去の日常
夢見た草原を作り出す為

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ロンリーアンダーグラウンド

今よりずっと未来の話。
緑の影も形もなく、ただ無機質な高層ビルが空を埋めるほどに立ち並ぶ。
全てが機械に依存し便利に埋め尽くされた世界。
一人の化学者が書籍で見た『植物』に興味を持ち、地下の研究所で一人、絶滅したはずの『植物』を蘇らせようと日々、研究を重ねる。

閲覧数:257

投稿日:2014/01/31 21:53:25

文字数:730文字

カテゴリ:歌詞

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