棘を撫でて沁みるのが朱
もう触れることすらないのだろう
傷跡も消えたのに痛んで
私の所在を教えてくれない

手放すことを望みもしない
そうであるほど この手を離れていく

逆巻きの環状線 目的地は何処
やがて扉が開いて紛れて誰かへと身代わろう 嗚呼


頬を撫でて滲みるのは蒼
飽くまでの時もない内に乾こう

そして次の季節にまた貴方の影を誰かに落とすのだろう

間違っては平行線 辿る足が辛い
出口も見当たらず構内で彷徨おう

『僕は彼じゃない』その一言を
ただ待っていた
来ぬことは解っていた

曖昧な感情線 指先でなぞる
刺すような痛みは閉じて
朱と蒼を拭う

そして
歩き出すは改札へ 行く所は決めた
貴方の影を負わぬ君を探そうぞ
紛れず 嗚呼

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【初音ミク】朱と蒼【オリジナル】

【初音ミク】朱と蒼【オリジナル】の歌詞。

閲覧数:185

投稿日:2012/07/16 20:43:31

文字数:327文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました