ねえ 夕景 夕暮の感傷
熟れて 溶けて 朽ちる
耳鳴りは止まず 繰り返すだけ
ねえ 夕景 有限の記憶
擦れて 褪せて 枯れる
残響は遠く遠く 繰り返すだけ
遠くまで 遠くまで
歩いて来た道の名も知らないまま
地平線は霞む 遙か最果て
遠くまで 遠くまで
歩いて往くその意味も知らないまま
網膜を焦がした 夕陽に焦がれて
ねえ 遊泳 悠然の永久
夜が 遠く 霞む
明滅する景色 繰り返すだけ
もうすぐ陽は沈むよ
夕闇が全てを包むよ
季節が巡り風化する
石碑も朽ちた生命も
置き去りで陽は沈む
次の朝を迎えるため
遠くまで 遠くまで
気付けばずっと遠くまで来ていたんだ
振り返るものはもう 何一つないけど
遠くまで 遠くまで
次の朝日が昇るその時はまた
歩き始める 地平線の果てまで
遠くへと 遠くへと
何処まで僕らは歩き続くのかな
網膜を焦がした 夕陽に焦がれて
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