『見えない僕ら』
作詩:栖夏
門限の迫る時間の中で
みんながみんな帰宅していく
遊んでいた集団の数
鉄道と地下鉄に半分こ
四分の一が 逆方面に
残ったのは 四分の三
さらに三分の一 途中下車で
二分の一同士 枝分かれした
最初に別れたあの人は
寝過ごしてやしないだろうか
次に離れたあの子は
不審者と会わずに済むといい
最後に別れた君は
事故にならずに帰れたかな
同じ時間過ごしてて
見えなくなったその相手
今はいずこ?気にかけて
まだ一緒にいるような感覚
もう二度と
逢えなくなったその時も
現在と同じ感情
抱けるのだろうか
忘れ去ってしまう
そんな相手だとは
僕は思ってない
同じ時間過ごしてて
見えなくなった僕らの姿
今何してる?思い出して
再び 一緒に居られるように願う
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