ぬいぐるみに語りかけた
今日からお家に帰れるの
パパの車も久しぶりと
神様に感謝したのに
どうしてか病室に
光は届かないの
ひそひそと話し声が
木霊した「可哀想」
ゆるやかに落ちる夢の中
白いカラスに心預けて
音も無く揺れる鈴蘭の海
欠けたピースをかき集めるの
ぬいぐるみは語りだした
彼女はきっと目覚めない
ママが最後に望んだのが
あの子の笑顔だとしても
羊皮紙に描かれた
シナリオは残酷で
しとしとと小夜時雨(さよしぐれ)が
永遠を流し込む
雫が飛び散る雨の中
手を取り踊る二つの影は
病棟の屋根を軽く超えた
刹那いメロディーは鳴り止むでしょう
そして幕を下ろした
あどけない夢だった
白いカラス飛び去る
ねぇ連れていってお願い
星屑舞い散る空高く
手を取り踊る二つの影は
夜明けと共に宙(ちゅう)に溶けた
可哀想なんて言わなくていい
そして幕の向こうで
事切れたぬいぐるみ
鈴蘭に抱(いだ)かれて
ああ永遠に夢の中
星屑小夜の夢音
ぽてとくんさんの曲(http://piapro.jp/t/K1Dx)に書かせていただきました。
ずっと入院生活を送っていた女の子がやっと迎えた退院日、迎えに来る途中の両親が事故に遭ってしまいました。
パパの車に乗りたかった。後部座席からパパとママを眺めて、あたたかい家に帰りたかった。
だけど残酷なシナリオはそれを許してくれません。
ナース達のひそひそ話で真実を知ってしまった女の子は夢の世界へ逃げました。
一面の鈴蘭に埋もれ、来るはずだった未来の欠片を集め続けます。鈴蘭の花言葉は「幸せの再来」。そしてその姿からは想像できない程の毒を持っています。
2Sの「二つの影」は女の子の両親です。
病棟に来てくれたけれど、そのまま遠くへいってしまう・・・というイメージです。
刹那いメロディー(=間奏)が終わりを迎え、白いカラスは最後の選択を女の子にさせました。そう、女の子は、夢に生きることを選びました。
3Sの「二つの影」は女の子とぬいぐるみです。
女の子をずっと見守ってきたぬいぐるみは、彼女の望んだ世界で、彼女と二人で踊ります。きれいな空でくるくる回ります。そして夜が明けたときには、何も残りませんでした。
・・・こんなイメージです (´・ω・`)
タイトルは「星屑小夜の夢音」「星屑小夜の夢」「星屑小夜ノ夢」「星屑小夜、夢ノ音」などで考えています。
よろしくお願いいたします!
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