どうか僕を追いかけないで
僕はこの森の冷たい風
木々の隅々を駆け抜けて、
湖のほとりで目を覚ます
そんなだから僕はどうあっても
走り出さずにはいられないんだ
どうか僕を摑まえないで
僕はこの宇宙の大気
世界の端々を鬱蒼と巡って
星々の唄声にあわせて口ずさむ
そんなだから僕はどこまでも
自由でなくっちゃだめなんだ
どうか僕を留めておこうとしないで
僕はこの街の夜の風
世界の終りまでゆかなければ
きっと止まれないんだ
明日にはここを離れて
きっと僕はもうここにはいない
それが僕が求めたたった1つの自由で
それが唯一の僕らしさ
だから僕を追いかけないで
僕はもっと遠く、
もっととおく、
もっと遠くへ
ゆくから
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