どうか僕を追いかけないで
僕はこの森の冷たい風

木々の隅々を駆け抜けて、
湖のほとりで目を覚ます
そんなだから僕はどうあっても
走り出さずにはいられないんだ


どうか僕を摑まえないで
僕はこの宇宙の大気

世界の端々を鬱蒼と巡って
星々の唄声にあわせて口ずさむ
そんなだから僕はどこまでも
自由でなくっちゃだめなんだ


どうか僕を留めておこうとしないで
僕はこの街の夜の風

世界の終りまでゆかなければ
きっと止まれないんだ
明日にはここを離れて
きっと僕はもうここにはいない


それが僕が求めたたった1つの自由で
それが唯一の僕らしさ


だから僕を追いかけないで

僕はもっと遠く、
もっととおく、

もっと遠くへ

ゆくから

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  • 非営利目的に限ります
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僕の風はもっと遠く

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投稿日:2018/02/22 00:35:51

文字数:333文字

カテゴリ:その他

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