1A
影に降る追憶を掬えば
砂になる時は落ち流れて
すれ違う無彩色
空はアッシュグレイ
1A'
朝に沁むこもれびを願えば
突き刺さる痛みさえ忘れて
朽ちていくその前に
咲き誇れ世界よ
1B
棄てられたのは仄暗い冬
つま先に触れたのは魂の声
1サビ
終わる 果てる 未だに繰り返す
ボクら此処で 此処で縋り歌う
届け 届け 慟哭の最奥に
旅路に光を
燃える 吼える 歪に煩わす
ボクら何処で 何処で夢をみてる
雪どけの陽はこの手のなかに
2A
風を受け羽が舞う路地裏
振り向けば懐かしい雨音
微笑みに逢いにいく
待ち焦がれたキミへ
2A'
白昼の瞳へと刻んだ
映りこむ虚さえ消し去り
示されたこの痕を
赦さない世界よ
2B
絆されていく見据えた未来
真っ直ぐに爆ぜていく生命の粋(すい)
2サビ
穿つ 唸る 骸を抱きしめて
キミが求め キミが探し叫ぶ
攫え 暴け 唐突な真実を
それでも逃げずに
想い遂げる 無垢には戻れない
ボクら何も 何にもなれなくて
鈍色の陽をまた貫いた
ラスサビ
染まる 揺らぐ 背中のひだまりが
ボクを此処に 此処に繋ぎ止める
甘く 甘く 惑わせた其れは過去
影から踏み出す
共に 友と 永遠を選び抜いた
ボクは明日を掴む キミの道標
雪どけ向かう世界に歌え
——ひらがな——
1A
(5,5,4)
(5,5,4)
(5,5,9)
かげにふるついおくをすくえば
すなになるときわおちながれて
すれちがうむさいしょく
そらわアッシュグレイ
1A'
(5,5,4)
(5,5,4)
(5,5,9)
あさにしむこもれびをねがえば
つきささるいたみさえわすれて
くちていくそのまえに
さきほこれせかいよ
1B
(7,7)
(5,5,7)
すてられたのわほのぐらいふゆ
つまさきにふれたのわたましいのこえ
1サビ
(15)
(15)
(16,8)
(15)
(15)
(7,7)
おわる はてる 未だにくりかえす
ボクらここで ここですがりうたう
とどけ とどけ どおこくのさいおくに
たびじにひかりを
もえる ほえる いびつにわずらわす
ボクらどこで どこでゆめをみてる
ゆきどけのひわこのてのなかに
2A
(5,5,4)
(5,5,4)
(5,5,9)
かぜをうけはねがまうろじうら
ふりむけばなつかしいあまおと
ほほえみにあいにいく
まちこがれたキミえ
2A'
(5,5,4)
(5,5,4)
(5,5,9)
はくちゅうのひとみえときざんだ
うつりこむうつろさえけしさり
しめされたこのあとを
ゆるさないせかいよ
2B
(7,7)
(5,5,7)
ほだされていくみすえたみらい
まっすぐにはぜていくせいめいのすい
2サビ
(15)
(15)
(16,8)
(15)
(15)
(7,7)
うがつ うなる むくろをだきしめて
キミがもとめ キミがさがしさけぶ
さらえ あばけ とおとつなしんじつを
それでもにげずに
おもいとげる むくにわもどれない
ボクらなにも なににもなれなくて
にびいろのりをまたつらぬいた
ラスサビ
(15)
(15)
(16,8)
(15)
(15)
(7,7)
そまる ゆらぐ せなかのひだまりが
ボクをここに ここにつなぎとめる
あまく あまく まどわせたそれわかこ
かげからふみだす
ともに ともと とわをえらびぬいた
ボクわあすをつかむ キミのみちしるべ
ゆきどけむかうせかいにうたえ
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