≪Music あるく様≫
【A】
河のホトリで提灯が
ゆらり灯る 連々(つらつら)と
鴉 見守る墓地の森
影が並ぶ 黒々と
【B】
花緒切れた草履いらないの
今は身軽な幽霊稼業
ふわり そよぐ髪に懐かしい
声が吹き抜けてく
【S】
まわるまわる走馬灯
記憶 乗せて 絵巻広がる
さいご煌めいたの モウロウと
伏せたときの 君の涙
ひらりひらり浴衣帯
童(わらべ)達の足がふるえた
伸びた影がひとつ多いヨと
夕陽浴びた顔 青褪めた
【2A】
あれは物の怪 魑魅魍魎
黄泉路 渡る 悠々と
お伽話しの妖怪が
今は 仲間 ナンテコト
【2B】
不細工ばかりのアノ世よりも
未練募るコノ世にいるけど
お化け 浮かれた人魂照らす
祭り囃子のって
【2S】
おどれおどれ 賑やかに
邪気を祓え 魔物退散
狐の嫁入り行列も
横に潜む貧乏神も
まわれまわれ万華鏡
砕け散った 欠片も光る
君と結ばれて[ると]想ってた
赤い糸も 途切れとぎれ
【C】
おいで おいで ここに おいでよ
あそぼ あそぼ 夜明け[まで]
だめね だめね うまれ かわるの
そこも ここも みんな 玉響(たまゆら)
【3S】
枕元に座ってる 私のこと気づかないでね
悪い夢を祓う それだけよ
漏れた涙 拭うだけよ
ともれともれ走馬灯
金糸銀糸 色彩(いろ)鮮やかに
赤い糸が伸びるその向こう
君が笑顔 見せる日まで
[仮]走馬灯奇譚
※花緒:鼻緒の当て字(一般的に)
※走馬灯(そうまとう):死ぬ前は人生が走馬灯のように浮かぶ…という説から。
[]部分、一文字ククリ
タイトルは仮。
あるく様の曲
http://piapro.jp/t/O2Ig
お題「和風のお化け少女」
「前のバージョン」古語調、もう少しシリアス
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