「…何でこんな朝早くお前と一緒に並んで歩いてんだ?」
「?暇だからじゃないですか?」
「いや、確かに暇だけどもうちょっと遅くてもいいんじゃないですかね?」
「早起きは健康にいいんですよー」
「そういうことじゃない」
「今日はよく喋りますねぇ」
「いつもしゃべってるだろ。それに喋ってないと眠っちまいそうなんだよ」
「はいはい、もうすぐつきますからね」
「そういえばどこに向かってんだ?」
「小高い丘の上にある公園なのか広場なのかよくわかんないところです」
「なんじゃそりゃ」
「そこから見る朝焼けがとても綺麗だったんですよ」
「ふーん?以外とロマンチストなんだな」
「そうですね、一緒にみたいがために今日誘ってみたりしましたから」
「……あそ」
「着きました!タイミングも良さそうです!」
「おぉ、こんなトコあったんだな」
「どうですか?ロマンチックなシチュじゃないですか?」
「そうだな、景色も雰囲気もいい感じで落ち着くわ」
「そうでしょそうでしょ!青春ですよね!」
「青春かどうかは知らんが…」
「あの朝日に向かって突っ走るぞー!」
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「別の日にしてください」
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