匂い立つ風花 影法師
猫が笑い語る 口秘
「すすめ すすめ さぁ 行きなさい」
振り返ること 許されず
「世界の果てに 真実がある」
小さな足が地を蹴った
儚くて残酷な脆い世界
現身双眸に映し
溢れるこの滴はなあに?
わからないまま拒絶した
変わらない時間の流れ
繰り返される営みに
心躍らない少女は
理想郷(ユートピア)目指し街を去った
LALALA・・・。
(さよなら)
「何を望み何を描くの?」
変わらぬ笑みで猫が問う
「穢れ壊れ人は尚足掻く」
少女は足を止め語る
時に縛られ 苦しみもがき怒るも
生きる糧となり愛おしい
そんな世界を愛すために
私は前に進みます
たとえ誰が笑おうとも
私の足は止まらない
さよなら告げる少女の傍らに
猫の姿はなし
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