雪が降る夜更け、あなたの影を辿るわたし。
影鬼のように無邪気に跡を追ってました。
甘い夢のようです。泡沫にも似た夢模様に
いつまでも、いつまでも隣で愛を語るなんて。
不安そうに泣く僕のこと宥める影なんてなくて
自分はもう一人。苦しいほどに刻み込まれ
心のふちの、奥に咲いてた。この花の名を胸に刻んで
「悲しみを知るあなたを愛そう」目の前揺れるリンドウの華。
あの日の私、とても愚かで。わかってました。愛してました。
これからはそう、見守りましょう。ずっと見つめて。ずっと見つめて。
いつの日のことでしょう。夢に出てきたあなたを見て
心の内に秘めていた思い。言いそうでした。
甘い夢見てました。空高く舞った風船のよう
いつまでも浮かぶことなくて。そんな常識すらも
見たくないことと逃げてきた僕のせいだとわかってる。
自分の回りにはもう誰もいなくなった。
心のふちに咲いた花びら、一片ずつ散り逝きまして
いずれ無くなる夢を抱いてる、叶わぬ想い、リンドウの華。
「悲しんでいるあなたを愛そう」この花言葉、僕には似合う。
これからはそう、見守りましょう。ずっと見つめて、遠くの傍で。
熟れた果実は掴み切れずに手のひらこぼれ置いてきぼりで
すくい上げてもすくい上げても、手のひらこぼれ置いてきぼりで
心のふちの奥に咲いてた。この花の名を胸に刻んで
「悲しみを知るあなたを愛そう」目の前に散るリンドウの華。
あの日にもしも、戻れるならば、私はすぐに、あなたを止めよう。
涙が枯れる、それを待つまで、ずっと見つめて、ずっと見つめて。
あなたのもとにいつか行くから
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リンドウ
オリジナル曲を作ってみた。とある企画で使用いたしました楽曲になります。
作詞作曲 沙羅博鷹
シンセサイザー 沙羅博鷹
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