悲しみがあるから愛はいらない
途切れた瞼にそっと口づけて
帰るには早すぎるな
遊ぶには遅すぎるな
研いできた感覚だけを
今はただ道連れに
夢を閉じるように目を閉じる
二人が出会った頃を思い出す
目を閉じる だけど涙落ちる
その数が今の自分をつくっている
彩りを添えたら夜が更けてゆく
無機質な花にそっと口づけて
動くのは少しつらいな
眠るのはとても楽だな
頼るのは明日にしようか
今はただ空を見上げ
愛を離すように手を開く
二人のありえた未来 浮かびだす
手を開く だから繋いでゆく
悲しみの次の色を描きたい
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