シバの女王微笑む　アーモロート　次の世はここ　おいでと誘うの
違う　隣に時のない世あるのと　玉の尾導くのよ

食事　睡眠　徒歩五分内　誰に対しても無害です
抗いません　あなただけには　休息は少しだけで
不平不満は言いません　あなただけ神と誓います
三日月浮かぶ夜だけは　少し涙　悲しいから

今宵は　おしゃれして　この世の恋人と

うたかたの夜(よ)　紅に焦げたら　混じる遊ぶかげろうのように　キミは
現世の欲は鉄の炉へ　フタを閉じたら　燃え落ちる

白いツノしたヤギさんが　わたしの前に立ちました
あなたいったい　何してるの　千年後どこで生きるの
平等は美しい　だけど希望ですか？

乙姫様　薄い衣をまとい　微笑んでるアーモロートの陰で
夢幻の郷はここじゃない　細く照らす　玉の尾　導くのよ

次の世は　お金持ちに
その次の世は　美しい人に
その次の次は　そうね　人ではない何かに
そんなふうに希望するのも　罪なのですか

うたかたの夜(よ)　紫に醒めたら　惑う逃げるかげろうのように　キミは
現世の愛は檻の中　さようなら　闇は暮る