重ねた影の行方は 浅い夜と共に

嘘吐きな唇で囁く 
甘い吐息 耳元へ
優しい言葉と冷たい指を
巧く使い慰めて

「この先、どうしたいのか?」
…なんて、分かり切ってる言いぐさが嫌い
首を縦に振って愛の真似事を
口へ 胸へ 中まで伸びて

琥珀の月 揺れる影の中
蜂蜜色の憂鬱を抱いて
都合のいい蕾を咲かせ
貴方だけの花になる

重なる度に流れる 涙、夢と共に

辛めのワインを飲み下した
駄目ね、ミルク恋しくて
他愛ない会話
無理やりkissで不意に塞ぎ奪われた

継いで剥いで作った笑顔を
鼈甲の一夜に溶かし込んで
完成した仮面 被れば舞踏会
愛も夢も幻想の中

渇望シェリー 虚ろに微睡み
蜂蜜色の盲目を抱いて
愛しい…その"手"が手に懸けた
貴方だけのお人形

触れ合う度に 枯れてく躰、骸のよう

乾く心を舌先を潜らせ濡らして
口先でいい、愛を頂戴?
夜に成る 無機質ストロベリー

琥珀の月 揺れる影の中
蜂蜜色の哀哭に濡れて
都合悪い女になって
私だけになりたくて

重ねた影の行方は
悲劇で幕を下ろした
これで御仕舞いだね
甘い蜜が苦い

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Sherry

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閲覧数:220

投稿日:2016/12/14 04:08:16

文字数:476文字

カテゴリ:歌詞

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