『ふさぎの虫は夢を』


渇いた部屋に声は溶けて
黒い波紋が拡がり
いともたやすく壊れていく

ぼやけた世界の真実は泡と消え
夜のにおいが立ちこめたなら
甘い記憶はもう鉛のようで
からみついた白い糸は
まるで捕らわれているようで
守られているのかな

ふさぎの虫は今夜も夢を見る
かすかな残り香 抱きしめたまま

嘘の涙が溢れ出した
気づかないふりで時計は止まり
名前を呼んでよ 遠いあの日のように
もう一度 その声で

ふたりの時間を どうか巻き戻して
わずかな望みも叶わないのだ

ふさぎの虫は今夜も夢を見る
かすかな残り香 抱きしめたまま
今夜は眠るよ

渇いた部屋に声は溶けた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ふさぎの虫は夢を

オリジナル楽曲の歌詞です

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投稿日:2017/06/24 21:55:18

文字数:292文字

カテゴリ:歌詞

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