despair off vocal

despair

こじゃれた服を着た
大人が何か言ってる
吐き出される声は
金の匂いがする
くだらねぇな

理屈ばっか並べた
綺麗事を吐いてる
ごちゃごちゃうるさいな
汚く見えてんぞ

スピーカーから流れ出した
サウンドに任せたら
かき消すぐらいの
エゴを鳴らして
掻き鳴らせよ声を

つまらない世界は
忘れちゃって
空っぽの部屋で生きている
明日の世界事情とか
これっぽっちも興味ないね
世間体とか置き去りにして
うるさいないいじゃんか
お前だって
ディスプレイの向こう側の
知らない奴らに
愛されたいんだろ？

権力振りかざす
ママゴトみたいな論争
取り付く島もない
終いにゃ逆切れか
笑っちまうな

電車で若者が
席を譲っていた
偽善者に見えたのか
お前に真似できんのか？

夕暮れの中
赤く染まった×××が見えたような
見て見ぬふりそれでもいいけど
影法師が笑ってる

くだらない世界に溺れちゃって
呼吸さえも出来やしないな
何様だって言われても
知ったことかよ関係ないね
頭ン中わけわかんないぐらい
汚いなこんなんじゃ
居場所だってどこにもない
ざまぁないな

正解なんてわかんないよ
誰だって一人なんだ
答え合わせも出来やしない
だから

答えがないなら今までの
足跡を振り返ろうか
つまづいて転んだって
今見てみりゃ笑い話だ
戸惑いも必要な事
つまらない人生だとか言ってる
ディスプレイの向こう側に
下手くそな歌を掻き鳴らせ