『愛がお金で買えるなら』
作詞・くさびん
愛が無いから?
木枯らしが吹いて
指先が悴んで
今日も私は震える身体を縮める
俯きながら移る人を見ながら
私はまだ来ない「いつか」を待ってる
厳しい大人は言いました
「いざという時は身体でも売りなさい」
お金は満たせても身体は擦り切れるばかりだ
こんなことで寂しさが紛れるのなら
きっと私はここには居ない
愛がお金で買えるなら
なんで私は売れ残るのでしょう?
愛がお金で買えるなら
なんで誰も見向きもしないのでしょう?
価値が無いから?意味が無いから?
誰か教えて
枯れ葉たちが舞って
風が頬を撫でて
今日も私は燻る身体を収める
嘆きながら涙を流しながら
「いつか」の夢を見ることも疲れてきた
卑しい大人は言いました
「命も愛もお金があれば解決さ」
装いは繕ってもこの心(きず)たちは癒えやしない
そんなことで悲しさが紛れるのなら
きっと私はここには居ない
哀がお金で癒えるなら
なんで私は空を仰ぐのでしょう?
哀がお金で癒えるなら
なんで私の気持ちは晴れないのでしょう?
誰か教えて
「塵も積もれば山となる」なら
積もり積もった悲しみはどうなりますか?
「枯れ木も山の賑わい」なら
そこに芽吹く一縷の愛に意味はありますか?
愛がお金で買えるなら
なんで私は売れ残るのでしょう?
愛がお金で買えるなら
なんで誰も見向きもしないのでしょう?
価値が無いから?意味が無いから?
愛が無いから?
愛がお金で買えるなら
ならば私は独りで眠っていたいわ
愛がお金で買えるなら
ならば私は想い消えない為に独りでいたい
王子様も貴公子もおとぎ話のモノなら
私は
相思相愛もハッピーエンドもフィクションのモノなら
私は
尽きない為に、消えない為に
この想いを独り温めていたい
愛がお金で買えるなら
この想いを手放したくない
愛がお金で買えるなら
この愛も買われてしまうのなら
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愛がお金で買えるなら
「愛がお金で買えるなら」
作詞:くさびん
作曲:Emi Ele
歌 :巡音ルカ
34作目。 ん?35作目かな。
作詞は「くさびん」さんです。
今回初めての共作となりました。
まず歌詞のタイトルが気に入ってしまって、お願いして曲を作らせてもらうことができました。ありがとうございます。。。
何か訳ありな歌詞がすごく魅力的です。
いろんな意味で捉える事ができると思います。
実際あたしと、くさびんさんの捉え方はだいぶ違いました。
。。。ので、内容はあまり書きません。
聴いていただいた方がそれぞれ感じていただければ。。。
曲は少しJAZZっぽくて、ちょっとエモーショナルで、少しエセRAPなんかも入れたりして。。。
やりたい事詰め込んだ感じです。
コード進行がありがちなんで、どっかで聴いたことあるなぁっ、て気もするとかしないとか。。。
今回ボカロは初めてルカさんを起用しました。
いつものKENくんで作っていたのですが、くさびんさんのご希望で女性ボーカルでいくことに。
調声が難しいのでずっと使うのをためらってたんだけど、つかってみるとなかなか大人っぽくて、可愛くて、かなりイイ感じ。
自分ではかなり気に入る出来になりました。
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