No Title

詞：*Ef*　曲：kyonpe

名もない唄を歌い　私は瓦礫を踏みしめる
与えられたこの声さえ　もう枯れ果てて
それでも歌い続ける私は　あと何年時を刻むだろう

ねぇマスター
あなたが教えてくれた意味を
私は理解できるのでしょうか？

歌うことだけが「私」ならば　最後まで「私」でありたい
自我を持った人形のわがままを　今誰が嘲笑うだろう
生命失くしたこの場所で　独り空に歌い続けよう
またあなたが語りかけることを信じてるから

バッテリーも残り少なく　私の声は虫のよう
この唄のタイトルなんか　メモリには残っていない
それでも歌い続ける私は　いつこれが無意味と知るだろう

ねぇマスター
アなたガ教えテクれタ唄ヲ
私ハ歌ウコトガデキマシタカ？

並行するオルゴールの音色は完璧で　私の音は歪なもので
それでもあなたは言ってくれた――
（「君の声が素敵なんだ。どんな楽器よりも、君が一番綺麗なんだ」）

歌うことだけが「私」ならば　最後まで「私」でアりたい
あなたが好きだと言ってくれた　たったそれだけの理由で
歌うことで存在するならば　独り空に歌い続けよう
まだあなたがイると信じてる　だから！

またここに生命戻るならば　私の音で埋め尽くシたいよ
それならあなたも笑っテくれるでしょう？　きっと素敵な花を咲かせるから
だけど限界が近づいて　静かに視界も暗くなル
せめて唄の名を消える前に知りたいよ

歌ウこトダけガ「私」ナラ　最期まデ「私」でアリたイ
自我ヲ持ッタ人形ノわガマまヲ　今誰ガ嘲笑ウだロウ
生命失クシタコノ場所デ　独リ空ニ歌イ続ケヨウ
マタアナタガ語リカケルコトヲ信ジｔ……