廃都に消えたoff vo

廃都に消えた



ぱっと消えそうだった不安を飾って
赤い錠剤を一気飲み干した煙にむせこんで
昨日の今、履き潰したブーツに詰め込んだ
錆びたネイルにまた塗り潰した暗がり寝転んで

見上げたら
人混みに飲まれて酔い潰れた
噎せ返る緑、淀んでた
逃げ帰り手にとるヒビ割れたエゴに
今更
ツギハギだらけ甘い日も
優しく頬をなぞるその指も
歪なまま刻んだその目も

いらないよ、もう全部きっと
過去になって仕舞いだね
ふわり心はきっと感情論だから不意に村雨を
いらないよ、もう全部いっそ
嘘になってしまえばいい
問い掛けた日々の跡も風に舞った記憶も
声に出せず廃都に消えた

ぱっと消えそうだった不安を語って
錆びた錠前を蹴って吐き出した煙また淀んで
昨日を今踏み潰して砂埃踊って
欠けた八重歯でまた噛み潰した苛立ちに転んで

今はまだ
人混みに紛れて酔い潰れて
噎せ返る愛に沈んでた
手と手を重ね見つめ合えば嘘に
今更
答を探し歩いても
拙い文字を重ね綴っても
歪なまま刻んだその目は

いらないよ、もう全部きっと
灰になって仕舞いだね
暗い笑顔はきっと感傷論だから不意に優しくて
いらないよ、もう全部いっそ
嘘になってしまえばいい
問い掛けた日々の跡も風に舞った記憶も
声に出せず廃都に消えた

いらないよ、もう全部きっと
過去になって仕舞いだね
ふわり心はきっと感情論だから不意に村雨を
いらないよ、今日全部いっそ
嘘になってしまえばいい
問い掛けた日々の跡も風に舞った記憶も
声に出せず廃都に消えた